2012年01月15日

9月のブータン旅行4 ガンテ

車(RV)Day4

ブータン4日目は、プナカのKhamsum Yueley Namgyel Choltenへのハイキングからスタート。

山道を登り、小一時間ほどで頂上の仏塔に到着。
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その仏塔のてっぺんで下を見下ろすと・・・
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絶景!
青空の下に山と田園のパノラマが広がっていました。
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朝からのどかな風景に癒される〜。

風景を楽しんだ後の下山中、山の中腹でマニ車をひたすら回し続けている、尼さんに会いました。
顔にたくさんの皺を作って、にっこりと笑ってくれるおばあさん。あまりにいい表情なので、ガイドのチミーが思わずカメラを向けています。
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80歳のおばあさん尼さんは、私たちが日本とアメリカから来たと聞いてもどこかわからないご様子。
飛行機で空を飛んで来たんだよ、とチミーが説明しても、飛行機の存在など聞いたこともなかったようで、飛ぶなんて信じられない、という表情をされていました。
毎日毎日、お祈りをささげながら、お経を唱えながら、このマニ車を回し続けているそうですが、「立っているのがつらくて」と話すおばあさん。チミーが次に来るとき、椅子を持ってきてあげるからね、と約束していたのが印象的でした。出会ったばかりの人にも家族のように接する・・・日本じゃあまり遭遇できない光景です。

その後は、聖地ガンテを目指し、数時間のドライブ。

途中で、ブータンの様々な表情を目にしました。

西ブータンの主要な町の一つ、ウォンディを通りかかりました。
山の上に、ウォンディ・フォダン・ゾンが見えます。
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高いところに建てられています。
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ウォンディの町の様子は、こんな感じ。
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どの建物も古くてボロボロ。
実は、2011年中に2kmほど離れた場所に、町全体が移転されるそうで、住民たちは引越しの準備をしていました。
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ちなみに、移転先(新市街)は、こちら。
新しい建物が理路整然と並べてあり、旧市街の面影はゼロ。
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こうして、綺麗な町でより便利な生活が始まるわけです。
とは言え、長年住み慣れた場所を離れるのも、住民にとっては複雑だったのでは・・・。
ブータンの変化を垣間見ながら、ウォンディの町を通り過ぎました。

・・・
道中、またもや車が崖に転落しそうな恐怖を味わいつつ(運転荒いし、ガードレールないし!)、ポブジカ谷に広がる村、ガンテに到着。
標高3100メートル。
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霧がかかっていて、神秘的な雰囲気。
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冬にはこのポプジカ谷に、オグロヅルという鶴が飛来するそうで、鶴は村のシンボルになっています。


この日の宿はこんな素敵なホテル。
オフシーズンだから取れたものの、オンシーズン中はすぐにいっぱいになってしまうそうです。
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寒いので、薪ストーブを焚きました。ちなみに、9月。
・・・

この翌日、ガンテの村の様子や人々の暮らしを知ることになります。


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2012年01月10日

9月のブータン旅行3 ドチュ・ラ〜プナカ

2日目。ブータンの首都ティンプーを出た後、車で山道をひたすら登ること1時間強。
標高3000メートルに到達!ドチュ・ラ峠です。
さすがに標高が高くて、ちょっと歩くと息切れが。。。

斜面に無数の仏塔が建っています。
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峠に唯一建つロッジにてこの日は宿泊。
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部屋の窓からは、山脈の景色が広がる。残念ながらこのときは天候が悪くてあまり景色が良くありません。
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車(RV)Day3

前日とは一転。
次の日の朝、外を見てびっくり!
まさに雲の上!
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天気が良くて、絶景でした!

朝食後は車に乗り込み、次の目的地へ。次に向かうのは古都プナカ方面。

今度は山道をひたすら下る。
山道では、こうやって普通に馬や牛たちが自由に放浪している風景に時々出くわします。
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道端では農家の人たちが露店を出し、野菜を売ったり、とうもろこしを焼いて売っていたり。
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ガイドのチミーが、焼きとうもろこしと、キュウリを買ってくれた。
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巨大キュウリ!

ちなみに、山道は実はほんと怖い!
標高3000メートルの山道でもガードレールがついていないことがほとんどだし、ずっとクネクネ道。その上、ブータンの人たちは運転が荒いときた。
下を見下ろすと信じられないくらい下の下まで見下ろせるような状態で、まさにガイドさんに命を預けてのドライブでした。


さてさて。そうこうしてるうちに、子宝のお寺、チミ・ラカンに到着。
田んぼを抜けて、上がっていきます。
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お寺の前では、お年寄りが集まって食事会(?)のようなものをしていました。

お寺の一部。
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ここでは、赤ちゃんの名前を授かりに、人々が多く参拝に訪れるそうです。以前訪れた日本人夫婦は参拝後に子宝に恵まれたため、産まれた赤ちゃんの名前をお寺の名前にちなんで「チミ」と名づけたのだとか。


・・・
チミ・ラカン寺院を訪れた後は、また車を走らせ、次に目指すは低地にある古都プナカ
ティンプーが1955年に通年の首都になる前まで「冬の都」だった町(夏と冬で季節によって高地・低地と住み分けていた)。

モ・チュ(女川)とポ・チュ(男川)の合流点に、プナカ・ゾンが見えてきました。
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1636年建立。

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宗教界の最高権威ジェ・ケンポやその他の僧侶達が、冬にここで生活をします。

ブータンの民族衣装は、仕事中などには着用が義務付けられ、正装とされているものだそうですが、ゾンのような政府関連の建物に入るときは、その衣装の上からこのように白い布を巻く必要があるそうです。
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建物に入る前に準備中のチミー。

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入り口付近には十二支のマンダラの画。この絵はブータンの寺院ではいたるところで見かけました。
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建物の模様は全部手描き。とても細かくて色鮮やか。
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ゾン内を歩いている僧侶たちの中には、まだ幼い子供も多くいました。

‐‐‐
この次の日は、農村へ向かいました。
その様子はまた次回。
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2012年01月09日

9月のブータン旅行2 首都ティンプー

今回は、ブータン王国の首都ティンプーについて。

パロ空港から車で走ること一時間。ティンプーに入りました。
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まず初めに気付くのは、信号が無いこと。
町中でたった一箇所、交通整理が必要な場所には、このように警官が手動で交通整理をしてます(見えにくいけど、画面中央で警官がジェスチャーで車を誘導している)。
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ホテルで荷物を置いた後、ティンプー観光開始。

まずはブータンの名産の一つである紙の工場に行って、手作業で紙が作られる工程を見学。
それから、こんな大きな(まだ製造過程の)大仏も見学。これは、町を見下ろすように、山の上にそびえ立つ巨大な大仏です。
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その山から町を見下ろすとこんな感じ。
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ブータンはヒマラヤ山脈の山間にある国なので、このようにどの町も山に囲まれた限られた空間に存在してます。

車(RV)Day 2

2日目もティンプー観光からスタート。
National Memorial Chorten(仏塔)。

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入り口。

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このように、ブータンではゾンカ語が公用語ですが、どこでも英語標記は必須です。隣国インドの影響も大きいのだとか。
ちなみに、みーんな英語が堪能です。少なくとも、首都に住んでる若い世代は幼いときから英語を習ってきたようです。

朝8時ごろだというのに、たくさんの人たちがお参りに来ていました。
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みんな、自己の幸せではなく、全人類の幸せを祈るのだそうです。ブータンという国を象徴している思想だと感じます。

国立の芸術学校も訪問。学生たちが学ぶ絵画や彫刻は全て宗教に関わるもの。
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国の中央政庁タシチョ・ゾン。
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・・・
こうして、ティンプー観光を終えた私たちは、街を後にし、ドチュ・ラ(峠)を目指して山を更に登ることに。
くねくね道を車で登ること一時間。標高3000メートルの峠に到着。

この後、ドチュ・ラ、プナカ、ガンテイ、と続く行程については、また次回。
posted by eiko at 17:45| Comment(2) | TrackBack(0) | Travel (Asia) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月のブータン旅行1 入国

2011年9月、ヒマラヤ山脈の山間にある人口70万人ほどの小さな国、ブータン王国へ7泊8日の旅行に行って来ました。
すぐに旅行記を書くつもりだったのに、(その後の締め切り地獄のせいで)こんな遅れてしまったけど、ヒマラヤ山脈の美しい景色や現地の様子を撮った写真をたくさん交えながらハイライトをまとめてみます。
ちなみに、私が訪れたのは、現国王と王妃のご成婚直前。もちろん、国中はお祝いムードが高まりつつある時期でした。

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・・・・・・・・
旅行記の前に、ブータン旅行とブータンについて少し。

ブータンへの旅行は、普通の海外旅行とは大きく違う点があります。
・政府の方針で、外国人旅行者は政府認定のツアーガイドと一緒でないと入国できない
・一日あたり、一人米ドルで230ドル(約2万円)(3人以上での旅行の場合は200ドル)を支払わなければならない(宿泊費、1日3食の食費、バス移動の交通費、すべて込み・・・この後更に値上がりしたらしい)
・ビザも、ガイドを通してのみの発行
(私たちの場合、直接現地の旅行会社に申し込んだため、余計な仲介料はかからずに済みました。)

すべてガイドが車で連れまわしてくれ、ホテルやレストランは全て外国人旅行者用のところ。アップスケールで小綺麗なレストランやホテルに行くことになります。この点は、なんだか変に優遇されているようで、現地の人たちよりも上に位置付けにされているようで、ちょっと複雑な気分(レストランに関しては、外国人が食中毒を起こさないよう、ローカル用の食堂は避ける、という理屈らしい)。
観光業はブータンの産業の中で第二の収入源。政府が「大事なお客様」として外国人旅行者を優遇するのも、そのためでしょうか。

ガイドさんによると、ブータンへの外国人旅行者(訪問者数1位と2位は常にアメリカ人と日本人)のほとんどが、「特殊な経験」を求めているそうです。その大きな理由は「真の幸せとは何か」を追求するこの国の方針にあるのでしょう。
「GNP(Gross National Product)国民総生産」ではなく、「GNH (Gross National Happiness)国民幸福度」で国の豊さを測ること。チベット仏教の教えに従い、自分だけでなく全人類の幸福を願う国民性。そして、守られている昔からの人々の生活と自然。文明化も最小限に抑えられています。

それでも、近年では少しずつ文明化が進み、従来の人々の生活は少しずつ変化しているようです。
車も多く走るようになった。10年前には都市部に電気が普及した。テレビは1998年のサッカーのワールドカップの際に導入された。(ワールドカップ開催中のみサテライトアンテナの設置を政府が認めたのがきっかけらしい・・・ワールドカップ後、政府がアンテナの回収を試みたが、テレビの素晴らしさを知ってしまった市民が抵抗したんだとか)。

「しかし、」とガイドさんは次に哀しげに語ってくれました。
文明化して便利になりつつある一方で、従来の人々の生活のバランスが崩れつつあるのも現状。このまま進むと、幸福というものが、心の豊かさではなく、先進国と同様、物質に求められるようになる。人々の生活スタイルが変わり、今まであった仕事がなくなる。仕事がなくなって働けなくなった人々が犯罪を犯す・・・。犯罪は極めて少なく、殺人も年に一度あるかないかくらいのこの平和な国で、哀しいことに犯罪も増加傾向にある。

そんな状況を聞くと、世界の隅々まで文明化する必要があるのだろうか、と疑問に思ってしまいます。ブータンは今まで通りでいいのではないか・・・と。

・・・
さてさて。私もそんな「特殊な経験」を求めて、チベット仏教に生きる人々の生活がどんなものか見たくて、GNHが人々の生活をどう形作っているかを知りたくて、ブータン王国へと向かったのです。

飛行機Day 1

外国人旅行者の訪問が限られているブータンへ入国できるのは、Druk Airというブータンの空港会社の飛行機でのみ(東部地域であれば、インドから陸路で入ることは可能)。
日本からはバンコク経由が一番便利なのだけど、バンコクからブータンに飛ぶのは一日一便、早朝だけです。私は前日の夜にバンコク入りして空港近くのホテルに宿泊し、早朝、バンコクからDruk Airの飛行機に乗り込みました。

飛行機はバンコクを出発後、一時間ほどで着陸。
着陸した場所は平地だし、結構都会だし、「なんか思ってたんとちゃう!」と軽くパニくってたら、なんとバングラデシュのダッカだった。。。ここで、更に人を乗せる。

その後、30分ほど飛んだところで窓から下を見ると・・・

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広がっていたのはヒマラヤ山脈!!山が近い!
そうそう、私がイメージしてたのは、まさにこのヒマラヤの山々の風景!

乗客から、思わず感嘆の声が漏れます。
山間を低空飛行するため、悪天候で飛べなくなることも多々あるとか。この日は幸い快晴で、順調な飛行でした。
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そして、世界一着陸の難しい国際空港、ブータンのパロ空港に着陸。

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みんなはしゃいで出てきます。

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降りて早速みんな写真を撮る。

空港はとてもシンプルで、国際空港とは思えないこじんまりさ。建物も、ブータン特有の建築物です。
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入国審査を済ませ、インド経由で空路で入国した相方と合流。
この旅行中に私たちについてくれるツアーガイド、チミーとも出会いました。

で、テンションも上がりつつ、荷物を取ってすぐさま出発する気満々だったところで、プチトラブル発生。
全乗客中、なぜか私のスーツケースのみ、見つかりません。。
結局、別のツアーの集団の中で、どうやら私のスーツケースを間違って持って行ってしまった人がいたらしいとのことが判明して、事なきを得ました。
・・・が、なんと間違って持って行ったのは、ブータン国王の母親のグループだった、というプチサプライズ付き。お泊まりになっている超高級ホテルまで荷物を取りに行きました。
もちろんご本人には会えませんでしたが。

それはさておき、ガイドのチミーの車に乗り、早速行動開始!
空港はパロという町にあるので、そのまま車を飛ばして、ブータン王国の首都ティンプーへと向かいました。

道中の景色はこんな感じ。
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こんな門も通ります。
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いたるところにこんなカラフルな旗が。全て、お経が書いてあります。風に吹かれることで、お経を全て読むのと同じ効果があるのだそうです。
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そして、一時間ほどで首都ティンプーに着きます。町の様子は、次回に。
posted by eiko at 17:28| Comment(2) | TrackBack(0) | Travel (Asia) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久しぶりの更新

晴れ新年明けましておめでとうございます。

ずっと更新が滞っていたこのブログですが、今年はもう少し頻繁に更新していきたいと思ってます。
もともとは、留学生活について書こうと思い立って始めたのがもう9年ほど前。
去年は完全帰国をして留学生活は終了したのだけれど、これからは日本での大学教員としての生活とか、旅行の記録とか、そんなことを思いついたときに書いていこうかな、と思ってます。

まずは、昨年秋のブータン旅行について、旅行記をアップしました。
数回に渡りますが、よろしければ。
posted by eiko at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) | Random | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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